NPOフュージョン長池事務局日記

2008年3月 2日 (日)

八王子市生涯学習センター講座

市民自由講座 会社から地域への応援講座 

「新しいステージをいきいき豊かに暮らそう!」2008年2月24日(日)

富永理事長がコーディネーターを務める上記講座に参加をしてきました。朝から強風が吹き荒れる中、八王子駅から徒歩5分でクリエイトホールに到着。午前中は八王子夢街道駅伝のため交通規制がありました。

会社人間だったお父さんたちの新しい生き方を応援する講座です。50名ほどの参加者がありましたが、リタイア前後くらいの男性が8割、女性2割の比率でした。

最初にリタイア後ボランティア活動をされている男性2名の方が体験談を語ってくださいました。

お一人は、朗読の会の代表で、講師やボランティアとして日々生き生きと活動されていらっしゃる方でした。会社にお勤めのころからリタイア後のご自身の生活をイメージされて、いくつかの市民活動に参加をしたり、カンパをしたりする中で朗読がご自身の活動として育っていったとのことです。読書が大変好きだったことと、書籍関係のお仕事をしていらっしゃったことも背景としてはあったようです。趣味で本を読むことと朗読ボランティアとして本を読むことの違いは、人に喜ばれ、人から待たれていることの充実感だとのことです。高齢者施設での朗読ボランティアの際には、一緒に喜んだり、悲しい場面では一緒に涙をながしたりと、心を通わせることができることがなにより嬉しいと語ってくださいました。朗読の会でも、活動の主体は女性が大多数なので、男性ももっと参加できるようになればよいのにとおっしゃっていました。好きなことがあればどんなことでもボランティアに結びつくはずとのこと。車の運転が好きな方は配食サービスの配達、スポーツが好きな方は目の不自由な方の伴走ボランティア、園芸の好きな方は公園でのボランティアなどいくらでもありますと参加者の皆さんを激励されていました。

もうお一人の方は、在職中に病気をされて以来、健康のためにご夫婦で歩くことを趣味にされてきたところ、夫婦関係がとても良くなったそうです。夫婦が同じスピードで、会話をしながら歩くことで自然にいろいろなことが役割分担できるようになったとのこと。リタイア後は、ご夫婦二人三脚で「八王子お手玉の会」をはじめとして様々なボランティア活動をされています。でもどの活動でもやはり女性が大多数を占めているそうで、うまくやっていくには会社時代の仕事の話は絶対にしないなどコツが必要なようです。介護施設などでは、車椅子の整備や建具の調整など男性の出番は結構ありますよと、参加のお父さん達に話されていました。

後半は、「地域で豊かに暮らそう」がテーマの富永理事長の講演です。富永理事長が1994年に現在の住まいに引っ越してきたことから団地の管理組合の理事を引受け、夏休みに子ども達のために映画会を開催したことが地域活動をはじめるきっかけとなったこと、その直後の阪神・淡路大震災の教訓から本格的に地域活動をするために退職を決意。地域広報誌の発行や、地域の6つの団地管理組合による情報交換のための協議会設立、夏祭りの開催などを経て暮らしの支援事業を目的にNPO法人を立ち上げた経緯を熱を込めて語りかけました。どのような活動にも事務局は必要で、役割分担が重要であることを、お祭りの開催や里山活動の事例を挙げて分かりやすく説明。参加者の皆さんが、今まで仕事の中で身につけた得意技を生かす場所が必ずありますよと力強く語ると、参加者の皆さんは一心に富永理事長の言葉を受け止めていました。そして、会社コミュニティだけの中で生きてきたお父さんたちが、リタイア後に新たな自分の場所をみつけるには、まず一人の人間に立ち返って自分に何ができるか、何ができないかを見極め、やりたいことで出来ることは何かを見つけることが第一歩であり、活躍できる舞台は、ご近所や生活圏など身近なコミュニティだけではなく、近隣都市から日本全国、東アジアなどの外国も含めた広い世界にも可能性が拓けているのではとの応援メッセージを送りました。

生涯現役で働き、体力がなくなれば最後に帰るところは家族コミュニティですよね、「豊かに暮らす」もう一つの大切な知恵は「夫婦仲良く」だとこの講座を通じて実感しました!!

NPOフュージョン長池 広報担当 山本紀子

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2008年2月24日 (日)

第2回ニュータウン人縁卓会議の感想

Nt 12のニュータウンが一同に会し2時間で話し合うことは、無理がありましたが千里まちづくりネットのFさんが挨拶で話していたように「みんながひとつの場所に集えたこと」に意味があったと思います。

明舞(めいまい)団地から出席した独居高齢者への配食サービスをしているIさんが78才と高齢にもかかわらずパワーがありました。私たちも頑張らなければと気持ちをあらたにしました。

今回の縁卓会議のT実行委員長がお住まいの団地の建て替えに伴い、リロケーションセンター(仮住まい)がありました。KSCに来られた団地にお住まいの80代の女性が建て替えに反対されていたことなどが思い出され、多摩ニュータウンにも千里ニュータウンと同じリロケーションセンターがあったら建て替えに賛成しただろうか?とふと思ったりもしました。

他に建物に関しては、千里中央駅前に50階建てのビルが建つと聞いたときは、ただ、恐ろしいと思ったことと、ABCDと記号が印されていることは、とても嫌だなと感じましたし、なくして欲しいと思いました。

また、バスの中でのやりとりを聞いていると、東京と大阪のコミュニケーションのとり方の違い、人の気質の違いを感じました。

私は、夢見隊1号の住民としてコーポラティブハウスに暮らしていますが、おせっかいおばさんをするときの距離のとり方が難しいなと感じるときがあります。

それでも「誰かに見守られている空間があることは幸せなことだ」と、同じコーポラティブハウスに住む人たちが思っていてくれていたらうれしいです。

どこのニュータウンも抱えている問題は一緒でした。富永理事長の頭の中で描かれていることは、実験と学習を繰り返しながら日本全国のニュータウンの先頭を走っていると会議に出席して改めて実感できました。

NPOフュージョン 暮らしと住まい相談センタースタッフ 辛 南妃

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2008年2月23日 (土)

第2回ニュータウン人縁卓会議参加

第2回ニュータウン人縁卓会議 千里発・Newニュータウンへの再生

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一昨年の10月に多摩ニュータウンで初めて開催された「ニュータウン人縁卓会議」の第2回目が2008年2月16日、大阪府の千里ニュータウンで開催されました。

第1回目は、高蔵寺ニュータウン、千里ニュータウン、筑波研究学園都市、そして多摩ニュータウンと全国4つのニュータウンから、様々な活動をしている住民が集まり、情報交換と交流を目的に会議を開催しました。第2回目は、千里ニュータウン、高蔵寺ニュータウン、筑波研究学園都市、多摩ニュータウンの他、関西地域の泉北ニュータウンをはじめ洛西、狭山、真美ヶ丘、西神、名舞、彩都、香里の12ニュータウン・団地から15名のニュータウン人がパネリストとして集まりました。

縁卓会議に先立って、午前中はバスで千里ニュータウンの見学会が行われました。千里ニュータウンの中心部にある千里阪急ホテルの前からほぼ満席の大型バスで「千里ニュータウンはやわかり」のツアーです。地元FMラジオのレポーターがバスの中から生放送で参加者の熱気を伝えてくれました。

大阪の都心から電車で20~30分の便利な立地条件で開発された日本で最初の大規模ニュータウン。計画人口15万人、現在は9万人が暮らす街は、多摩ニュータウンと同じように戸建て住宅の地区と集合住宅の地区がありました。昔からある竹やぶが散在し、樹木も大きく育って、最初の入居からすでに46年が経過した街の歴史を感じました。団地の建替えも多摩ニュータウンよりずっと早く進められていて、民間企業がすでに建替えた高層マンションも数棟見られました。印象的だったのは、建替えに伴う一時的な転居のためのマンションが最初に建築され、数棟の団地の建替えが一棟ずつ順番に行われているという現場を実際に見学できたことでした。多摩ニュータウンは新たに建設途中の住区がある進行形の街ですが、千里ニュータウンは住民の高齢化の一方で建替え後のマンションには、若いファミリーが入居予定という、あちこちで更新が進行している街です。

今回の「第2回ニュータウン人縁卓会議」には、テレビ局、新聞社など沢山のマスコミが取材にきていました。富永理事長は「ニュータウン人縁卓会議」の仕掛け人としてバスツアーの間も取材ぜめに合っていました!

バスツアーの終着は千里ニュータウン最北にある縁卓会議の会場「千里藤白荘」。宿泊もできる施設です。食堂で昼食をとり午後1時30分からの基調講演でプログラム開始です。

「ランドスケープの視点から千里ニュータウンのリ・バイタリゼーション(再生)を考える」と題した大阪府立大学大学院教授 増田 昇先生の講演では、千里ニュータウンの更新について、国内や外国の事例を紹介しながら様々な提案がありました。現状の緑を多目的に活用する工夫でコミュニティを深めることができるのではという提案や近隣センターは歩ける範囲内にあることのメリットを基本に新たな発想で暮らしを豊かにする機能を備えるセンターにできるのではという提案など、興味深いものが沢山ありました。

基調講演が終了するころから、会場は立ち見がでるほど満席状態になり、熱気も一段と高まってきました。

第二部は、はいよいよ15人のニュータウン人による意見交換・縁卓会議です。大阪大学大学院教授の澤木 昌典先生がコーディネーターを務めてくださいました。まずは、各ニュータウン・団地の紹介を含めた自己紹介から始まりました。香里団地や明舞団地など千里ニュータウンに匹敵するくらい歴史のある街もある一方で、まだ住み始めて4年くらいしか経過していない団地もありました。全体では、団地の建替えや、少子高齢化に伴う課題、コミュニティ形成などが共通した話題であり、それぞれのニュータウン・団地での取り組みとして、自治会活動や研究会での街づくり、花と緑をテーマとした街づくり、独居高齢者への配食など目的を絞った活動も多彩に紹介されました。意見交換の中で印象的だったのは、少子高齢化は本当に問題になることなのかという意見があったことです。多摩ニュータウンから富永理事長の意見は、若いお母さんたちが人気のない公園に子どもを連れていくことは大きな不安があるが、高齢者が公園にいることで防犯面からも大きなメリットがあるとのことでした。NPOフュージョン長池では、高齢者も元気に活動しています。体力に合わせた活動ができる仕組みを作ることで高齢化社会は豊かな社会になる可能性に満ちています。今回の縁卓会議でも自治会活動と目的別の活動紹介がありましたが、富永理事長からは、今後の取り組みについて、自治会・町会のような地域で信用力がある組織と得意技のあるNPO法人が融合することが今最も求められているのではとの提案があり、傍聴席から拍手がおきました。最後は、第1回の縁卓会議に続いて第2回目の縁卓会議が行われ、12団体、15名ものニュータウン人が一同に会して情報交換と意見交換ができたことは、大きな成果だったと締めくくられ、傍聴席も含めて参加者全員の大きな拍手で、次回の高蔵寺ニュータウンでの第3回ニュータウン人縁卓会議に引き継がれました。

第2回ニュータウン人縁卓会議実行委員会の皆様、本当に有難うございました。

NPOフュージョン長池 広報担当 山本紀子

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2008年2月21日 (木)

吹田市「市政への助言事業」講演

Photo NPOフュージョン長池 広報担当 山本紀子です。2008年2月15日、大阪府吹田市での「市政への助言事業」で富永理事長が講演を行いました。吹田市役所の会議室で行われた講演に傍聴をさせていただきました。お昼前に吹田市役所に到着した富永理事長は、まず吹田市長との昼食会に参加。1時30分からの講演には市の職員の方々が80名くらい参加されました。市長も最後まで一番前の席で熱心に講演を聴いていらっしゃいました。

講演のタイトルは「協働で実践する暮らしの支援策」~地域の人・物・金・情報を協働と事務局で融合~。最初の15分間は地域活性化伝道師としての富永理事長の活動を紹介した内閣府制作のビデオを上映。その後の講演は、とてもリラックスした雰囲気の中で進められました。フュージョン長池のこれまでの活動には、行政との協働で発展してきた事例があります。どんな活動・プロジェクトにも事務局は必要で、要であることを、実践を背景に語る富永理事長の言葉は、市長はじめ市の職員の皆さんの心を捉えた様子でした。「NPOは小事務局、その上に市民の自立した様々な活動が花開くために、行政は総合事務局として市民からはとても期待されている存在です」と富永理事長からエールが送られました。講演後、「ぽんぽこの底力」の本をまとめて購入してくださることになり、またその送料を市役所のほうで負担をしてくださるとのことで、NPOの現状を理解してくださったお心遣いに感激でした!後日、今回の助言事業のご担当者の方から「参加者アンケートでは大変好評で、今後は今回のような地域での実践者の話をもっと聴きたい、という声も多く寄せられました。」とのコメントをいただきました。

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2008年2月 5日 (火)

コムフェスタ2008基調講演

平成20年1月26日(土)龍ヶ崎市馴柴公民館で行われた「コムフェスタ2008」で富永理事長が「会社人間から地域人間へ」というテーマで基調講演を行いました。

主催のNPO法人 茨城県南生活者ネットでは、様々な地域活動をインターネット放送を利用して紹介しています。今回のコムフェスタは、これから地域活動に参加しようとする方たちを支援するために企画されたフォーラムです。

富永理事長の基調講演に、NPO法人茨城県南生活者ネットの松原卓朗さんからお礼のメールをいただきました。また参加者の皆さまからのアンケートの結果もいただきました。

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富永様

遠路にもかかわらず、最後まで参加いただきありがとうございました。さすがに富永さんの話は、評判がよく、本当に感謝申し上げます。今回の企画は、予想を上回る200名ほどの参加者があり、大成功でした。

今後ともよろしくお願いします。

NPO法人 茨城県南生活者ネット 松原卓朗

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富永様

アンケートの集計をしましたので、見て下さい。基調講演が良かったとの声が多くあり、あらためて富永さんのおかげで成功したと思っています。

本当にありがとうございました。

松原卓朗

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アンケートからの抜粋です。

○講演もとても勉強になりました。他の活動の方のお話を聞けて、励まされました。

○富永先生の「事務局が要」との話、深く感動しました。

○富永先生のお話は”想定外”に楽しかったです。NPO活動に限らず、ヒントになるポイントの多い温かい話でした。

○先生のお話は胸を打ちました。

○基調講演とても為になりました。実際の活動からの学びは貴重です。ありがとうございました。

○富永氏の話がたいへん勉強になった、参考にしたいと思う。

○富永さんのお話に納得。その他全てがようございました。

○いろいろな活動のお話を伺うことができ参考になりました。富永先生のお話もとてもよいことを教えてもらう事ができました。

○富永さんの講演はクラブの運営に参考になる点が多々あった。

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コムフェスタに参加された皆さま、有難うございました。

               NPOフュージョン長池 広報担当 山本紀子

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2008年1月23日 (水)

ふぁいぶるクラブ運営協議会設立記念講演会

Dsc00921  NPOフュージョン長池 広報担当 山本紀子です。2008年1月19日()上尾市の埼玉県スポーツ研修センターで行われた富永さんの講演会に参加をしてきました。

新宿から埼京線・高崎線と同じ路線の湘南新宿ライン快速に乗ると約40分で上尾駅に到着します。駅前には、イトーヨーカドーや地方のホテルなどがありました。会場のスポーツ研修センターは駅から2.5キロメートルもあり、徒歩はあきらめて歩道橋の下から発着している「けんちゃんバス」に乗りました。

きれいな緑色のやや小ぶりのコミュニティバスですが、時刻表をみるとなんと2時間に1本くらいしかないのです。タイミングよくバス停に止まった「けんちゃんバス」にとりあえず乗り込みました。一律150円です。旧中山道を通るので道幅も狭く、渋滞しています。古くからある町の家並が続きます。左折して国道へでてからまもなく愛宕の交差点を通過、そこには40年前に国体の会場になった陸上競技場がありました。

「水上公園入り口」で下車。目の前にローソンがある以外は、水上公園らしき公園はなく、スポーツ研修センターはそこから徒歩5分。途中、プレハブ小屋の学童保育所があり、可愛い傘が並んでいました。

県立の研修センターは、建物はかなり年代ものでしたが、体育館などを備えた立派な施設です。13時の講演開始まで時間があったので、食堂にて一休み。お昼時でスウェット姿の体育会系(場所柄当然です)の中年の方たちが食事をしていました。これまでの富永さんの講演会と今回はやはり雰囲気の違う場だなという印象。しばらくして、富永さんも到着。私も受付をすませ、会場へ。

埼玉県内のスポーツ振興を担う組織「ふぁいぶる運営協議会」の「設立記念講演会」で、定員が150名。かなり広い会場でしたが参加者は定員の三分の一くらいでした。皆さん、埼玉県民でスポーツ振興にいろいろな形で関わっていらっしゃる方、またこれから活動を始めようとしていらっしゃる方たちなのです。

が、人数が少ないこともあり最初はなんとなく乗り気のしない様子でした。前段で運営協議会を運営していくにあたり、人・物・金・情報をどのように活用していけるかが課題だというお話があり、それを受ける形で富永さんの講演は結論の部分を前倒しにして始まりました。インパクトのある結論に引き込まれて、会場の雰囲気が一変しました。

地域経営の4+2資源は人・物・金・情報+協働・事務局の話を、スタジオジブリの宮崎駿監督と鈴木プロデューサーの関係を用いて分かりやすく語ったことで、参加者の皆さんの理解が急激に深まった様子でした。

忍耐力の上に夢を描ける強力な事務局を生み出すことこそ要であり、組織ではなく、一人称で事務局を受ける覚悟ができる人材をなんとしても発掘し、応援することが「ふぁいぶる運営協議会」のこれからには一番重要であるという富永さんの熱い想いは、直球で参加者の皆さんの心に響き、会場は熱気を感じるまでになりました。

実践に裏付けられたフュージョンの事務局活動の核心部分は「ふぁいぶる運営協議会」を担う志を持って集まった皆さんそれぞれに具体的なイメージを持っていただくことができたようでした。そして主催者側の方から「パッションと見事な脱サラ」との表現で謝辞がありました!

「ぽんぽこの底力」の本は、10冊がたちまち完売。富永さんは年配の女性の方から是非にとサインを依頼されました!!

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2008年1月20日 (日)

千葉ニュータウン白井市民大学校公開講座

Dsc00918 NPOフュージョン長池 広報担当 山本紀子です。2008112日(土)に千葉ニュータウン白井市民大学校公開講座での富永さんの講演に参加をしてきました。

京王新線で新宿を経由し、馬喰横山で乗り換え、地下通路を通って東日本橋から都営浅草線で京成高砂を経由しそのまま北総鉄道北総線になり、白井駅まで。堀之内から約2時間の小旅行でした。

北総線になった頃から、窓外の景色が一変し、白井駅に近づくにつれて、みぞれ混じりの雨が暗い空から降る中、多摩ニュータウンの初期を思わせるような郊外の風景が広がっていました。

白井駅には後どのくらいで着くのかなと心配になった頃、可愛い制服姿の小学生たちが20人くらい乗車してきました。ようやく白井駅に降り立つと冷気が足元からのぼってきます。

駅前はまだ開発途上で、真新しい大型マンションがいくつか建っていました。会場の文化センターは駅から徒歩10分。駅のそばにあったのは、ケンタッキーとバーミヤンとミスタードーナッツ。駅の反対側には、スーパーや郵便局、医療センター、バスターミナルもありました。

雨と向かい風が強くなる中、文化センターまで歩きました。名産の梨の果樹園がまだあちこちに残っており、その合間にマンションや、新築の戸建て住宅が建っていました。トヨタホームやミサワホームの看板もでていました。文化センターは新しい立派な建物です。向かいの保健福祉センターでは、スポーツジムで汗を流す市民の様子がガラス越しに見えます。

5万6千人くらいの新しい市である白井市が開校した市民大学校の健康生活学部やシニア学部、まちづくり学部などの学部生(といっても年齢は熟年です。)がそれぞれ30名ずつくらい、約100名の方が会場に集まっていました。退職をされてから何か地域で活動をしよう、またすでにしていらっしゃるという方たちです。聴講生の席がありましたので、私はそこで参加をさせていただきました。市民大学校の参加者の皆さんは、これまでにかなりの数の講座をこなしてきておられる様子で、学部生同士のコミュニケーションや市の担当者とのコミュニケーションはとても良い印象を受けました。

NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター代表理事の永沢 映氏の基調講演「元気なまちを創るコミュニティビジネス」では、とても分かりやすい事例のお話がありました。

沖縄の離島で、空家になった古民家を改修し、観光向けの宿泊施設にしたら予約が倍増した事例や、住民の高齢化が課題の高洲・高浜団地でお困り事の一番は、部屋のリフォームという意見が多かったことから、同じ団地の住民が仲立ちとなって専門家と繋ぐ活動をし、そこから様々な住環境の向上活動が生まれた事例など。

興味深かったのは、お墓参りに連れて行って欲しいという要望が多かったとのことです。先祖のお墓はそれぞれ全国多様な地域にあり、通常の旅行パックでは無理があり、コスト的に実現は難しいそうです。

地域にある資源を探して生活のためだけでなく喜びを感じながら働くこと、活動に直接携わる人、活動をプロデュースする人、活動を様々な立場でサポートする人などが必要であること、そして、女性の暮らし感覚と男性のビジネス感覚が融合するといい活動になることなど、とても分かりやすいお話でした。

その後のシンポジウムでの事例発表は、入居から25年を経た柏市の戸建て分譲住宅地の自治会からコミュニティルームを立ち上げた谷川真理さんの発表と、富永さんの発表でした。

谷川さんがお住まいの柏ビレジでは、65歳以上の高齢化率が13%になり、また東急のスーパーが撤退したり、商店街も衰退したりで、住民の交流の場がなくなってしまったそうです。自治会長の経験のある谷川さんが、なんとか住民の交流の場を作ろうと、商店街の空き店舗を借りるために東急不動産と折衝したり、部屋のリフォームの資金を調達するために行政と折衝したりと、多くの人の応援で悪戦苦闘の末に夢を実現するまでのお話を懸命に語ってくださいました。今は住民の方たちがボランティアでコミュニティルームを運営されているそうです。

フュージョンの幅広い活動事例発表は、富永さんのこれまでの事務局活動の中で、地域のコーディネーターとしてのコツの部分を要に構成した内容でした。講演当日の参加者の雰囲気を会場で読み取り、その場で話の構成を瞬時に組み立てるのは、富永さんのすごいところです!!皆さん、身をのりだして熱心に聞き入っていらっしゃいました。志をしっかり持って集まっていらっしゃる方たちなので、後の質疑応答にも、具体的な質問がでていました。

今一番関心が高いのは、活動を継続していく中で、人を纏めコーディネートしていくコツの部分のようです。

公開講座終了後、「ぽんぽこの底力」の本を販売。本を購入してくださった方から、フュージョンがここまでくるのは、大変だったことでしょうとのお言葉をいただきました。

最後に市の松岡さんと小林さんが、紅茶と名産の梨のワインがたっぷりとはいったチョコレートケーキを出してくださったので、私もご馳走になりました!

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