内野園長の長池公園日誌

2018年8月 5日 (日)

いつもと違う夏

本当に暑い、熱い夏。人間は、もう「命の危険」なんていう言葉を使うような状態になっているというのに、それでも懸命に生きている動植物は本当にえらいと思う。しかし、今年の夏はなんかへんだ。いつもいるべきものが見当たらないような気がするのです。たとえば、ウスバキトンボ。お盆も近くなると、いつもは姿池の上でそれなりの数が飛翔していたように思うのだけれど、今年は、あまり見かけない。そういえば、長く蝶を見てきたある専門家が、イチモンジセセリをとんと見かけなくなったと問題提起していた。本格的には初秋の蝶かもしれないけれど、確かにあまり見ていない気がする。かつては、花があれば、どこにでも現れた蝶のはず。こうした変化は、単純に異常な気象のせいであるかどうかは何ともいえない。もしかしたら、近年安易に使用されすぎている感のある除草剤の影響もあるのかもしれないからだ。そんなことを考えつつも、この普通じゃない暑さが今年だけであってほしいと思うこの頃です。

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2018年7月21日 (土)

熱波の中のサタデーパークボランティア

夏休み前の7月後半のサタデーパークボランティア活動。今日も、35℃越えの気温が続き、炎天下の作業は危険なため、自然館軒下での植物植え替え作業を行いました。自然館内にはるか昔からあったシンビジウムやデンドロビウムなどのラン科植物は、夏は野外、冬は屋内と配置替えを繰り返していたのですが、用土が特殊であることなどから、植え替えを10年以上も実施していませんでした。そこで、いよいよボランティアさんの手を借り、株分けして新たな用土で植え替えしてあげることになりました。やってみればなんてことはなく、手際よく鉢をはずして古い根っこを除去、ラン用の新しい培養土で植え替え完了です。気のせいか、シンビジウムの葉も、余裕のある鉢の中でのびのびとした様子。汗をかきかき、手伝ってくれた皆さん、ありがとうございました。

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2018年7月13日 (金)

ヤマユリが咲き始めました!

長池公園の内部にはほんのわずかしか見かけないと思っている来園者の方も多いと思われるヤマユリの花。しかし、園内の外周緑地と呼ばれる林縁には、少なからず群生しており、近年、樹木の間伐などを行って環境を整えているため、開花個体は増えています。今年、数えたら、何と70株ほどがつぼみを付けています。そのうちの2、3割が現在開花しており、そろそろ見頃を迎えています。昨年は天候不順で開花は比較的遅かったのですが、今年は今まででもっとも早い推移で花が開花しているといって良いでしょう。長池公園の自然館入り口から南西に向かってバス通りを歩き、長池小学校南のT字の交差点の手前あたりから公園側の斜面にヤマユリが2、3箇所に分かれて現れます。是非、ご覧ください。

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2018年7月 7日 (土)

アジサイ剪定と木の皮はぎ体験

西日本では、各地で大雨が続き、たくさんの方が被災されていることについて、本当に胸が痛みます。自然災害の恐さを改めて見せつけられた思いですが、関東地方でも、これから台風シーズンに向けて、日頃からの備えを怠ってはいけません。
そんな中、サタデーパークボランティアでは、花が早々に終わったガクアジサイの剪定を行いました。花がらを摘んだり、混み入った枝を抜き取ったりして、来年、形良く咲いてくれるように手入れを行いました。また、参加しているKさんにより、剪定したカワヤナギの木の皮をはぐ作業を実演していただき、皆さんも挑戦してみました。この季節、たいていの樹木は、木の皮をはぐことができるそうです。はいだ皮は乾燥させておき、水にもどして籠や袋などを編んでいく材料にするそうです。樹皮に切れ目を入れると簡単に、しかもきれいにはがすことができ、皆さん感嘆の声。はいだ樹皮の裏側やはだかの枝もきれいな色をしていました。

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2018年7月 3日 (火)

テラス植物の配置替え

自然館中庭のテラス部分は、緑に囲まれたちょっとしたスペースですが、ノハナショウブやラベンダーセージ、カキラン等の花が終わってしまい、花の入替えを行いました。花火のような賑やかさで紅紫色の花を咲かせているセンニチコウ“ファイアーワークス”をメインに、やや渋めのマウンテンミントを並べ、さらに、デュランタや新顔のミッキーマウスの木などを配置しました。水草のシーズンでもあり、ヒルムシロやサンショウモ、ササバモなども見ることができます。ご来園の折は、是非とも、テラスに出てさまざまな植物をご覧いただければ幸いです。

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2018年7月 2日 (月)

元気な里山保全隊

梅雨明けの焦熱地獄のような本日も、元気な月曜ボランタリー活動、里山保全隊がありました。ちょうど、今日から職場体験に来ていた別所中2名も参加して、中央園路の腐葉土の切り替えし&回収を、後半は外来種のニワウルシの稚樹がたくさん生えてしまった中央園路西の分岐点に移動し、駆除活動を行いました。南エントランスの林縁部では、リョウブの花が今は盛りと満開。ほとんど雨がふらないのに、どうしてこんなに見事に開花できるのか、不思議でなりません。
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2018年7月 1日 (日)

カラカラ天気のキノコの観察会

予想外の早い梅雨開けで大地がカラカラの今日、なんと、キノコの観察会を実施しました。予定では、まだ梅雨のさなかで夏のキノコがざっくざくと考えていたのですが、天気だけは、文句を言ってもはじまりません。しかし、20人以上もの人が探しながら歩くと、こんな天候でも、湿度のあるところにはキノコが発生しているものです。また、子どもたちの良い目はどんなキノコでも見逃しません。ヤマドリタケモドキにウコンハツ、ウラグロニガイグチ、アケボノドクツルタケと、乾燥で生長不足気味な大きさとはいえ、それなりのキノコが次々と見つけられます。東京キノコ同好会の松井英幸先生も、ニコニコしながら、わかりやすく丁寧な解説を行ってくれました。熱さにめげず、頑張って歩いてくれた参加者のみなさん、おつかれさまでした。

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2018年4月 7日 (土)

サタデーパークボランティア新年度活動

公園スタッフと一緒に里山の保全管理活動を行うサタデーパークボランティア。新年度最初の活動は、2011年に樹林伐採後、コナラやクヌギが老齢木のために萌芽せず、低木林となっていた場所に、ボランティアメンバーがそれぞれ、クヌギとコナラの苗を1本ずつ定植しました。植えた苗木は、2015年にどんぐりから育てたものです。コナラとクヌギの苗木がある程度育ってきたため、今後は低木の葉が展開した頃、苗木に支障があれば剪定や間伐を行う予定です。

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2018年4月 2日 (月)

ヤマユリのまいたタネが発芽する!

ヤマユリのタネは、花の後たくさん採取できるのですが、発芽まで数年がかかると言われこともあり、人工的に発芽促進処理を行う場合を除き、あまり普通に種蒔きがされることがない野の花です。タネからの自然栽培方法がどれくらい大変なのか、意味がないのか、それを確かめるため、2016年の12月にコドラートと言われる試験地(2メートル×2メートル程度)を設定し、落葉かきと草刈りを行ったうえで、そこに採取したばかりのヤマユリのタネ500粒ばかりを播種しておきました。その翌年の春には、案の定1株も芽生えがなく、やはり、種子の結実後の休眠が長いことがわかりました。そして、そのまた翌年の4月、今度は、落葉の隙間から、チョロチョロと見覚えのあるヤマユリの赤ちゃんが20個体ほど発芽しているのがわかりました。この様子では、播種したタネが一斉に発芽しているのではなさそうですが、少なくとも、タネを撒いてから2回目の春には、ヤマユリのタネが発芽し始めることがわかりました。これならば、自然にヤマユリを増殖させることができそうです。

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2018年4月 1日 (日)

ぶっちぎりの桜の開花

早咲きの桜が3月中旬から開花し、月末の25度を超える高温の日々にはヤマザクラもソメイヨシノもことごとく咲き急ぎ、後半フィナーレを飾るオオシマザクラも早々に咲き出して、4月の初日ですでに満開。南エントランスゾーンの夕日展望台から眺める桜の風景は、まるで、北国の春のような生命の輝きに満ちた風景でした。でも、冬が寒かっただけに、もう少しゆっくり春を味わいたいなというのが正直なところです。

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